こんにちは、はり灸いとぐちです。
今日は治療院での一コマのお話です。
よく治療をしていて「自分では普段触らない
ところなので気づかないけど、押されると
痛いですね」と患者さんから言われることが
あります。その一つがお腹です。鍼灸では
腹診といって、お腹を触って今の身体の状態を
みる方法があります。お腹の冷えや奥の方にある
スジ張り、みぞおちの痞えなど、お腹の情報は
今の身体の状態を表しています。
押すと気持ち悪かったり、腰の方まで響くような
痛みがあったり、ドクドクと拍動を感じたり、
ポンポンとガスが溜まっている音がしたり、
ちゃぷちゃぷと水が溜まっている音がする
こともあります。鍼やお灸をしていると、お腹が
ぐるぐると鳴ることがありますが、それは刺激に
対して身体が反応している証拠です。
この前来られた方は、お腹にガスが溜まっていて
パンっと張ったような状態でした。肩こりの症状で
来られた方ですが、お腹のガスが抜けるだけで
だいぶ肩がスッキリしました。
お腹って、大事なんです。
あなたのお腹、ちゃんと動いていますか?
お腹の動きが悪くなる原因のひとつに冷えがあります。
腹巻するのも良いですね。この季節は私はカイロにも
お世話になっています。もちろんお灸も。
手足にお灸をするのも良いですが、お腹なら自分でも
お灸をすることが出来ます。呼吸法も良いですよ。
お腹を動かす方法は色々とあると思いますが、ご自分に
あったやり方を試してみてくださいね。