体の声をきくこと

こんにちは、はり灸いとぐちです。

真夏が戻ってきたと思ったら、また急に朝晩が

涼しくなり秋の気配です。

ご近所の田んぼでは、もうすぐ収穫をむかえる

稲たちが風に揺れていました。

今の時期は、朝晩の気温差や台風による気圧の変化などで、体も調整が

必要な時期です。特に、夏の通気性の良い体の時に冷たい秋風に

吹かれると風邪を引きやすいので、温度調整出来る衣服で過ごしましょう。

体は周りの環境に合わせて無意識のうちに色々調整してくれています。

ただ、年齢を重ねたり体調が良くなかったり、色々な要因で環境の変化に

体がついていけないことがあります。そういう時は、ご自分の体の声に耳を

傾けるようにしましょう。

お灸講座などでもお話させてもらっているのですが、セルフケアで大切な

ことのひとつが「体の変化に気づくこと」です。

お灸をしてみると「右と左で温熱の感じ方が違う」「この部分だけ冷たい」

というように、自分の体の違いに気づきます。体質的な違いの時もあれば

その日の体調の違いの時もありますが、体は常に変化しています。

「あぁ自分の体は今、こんな風になっているんだなぁ」と気づくこと

自分の体の変化に関心を向けることが、まずはセルフケアの第一歩です。

しないといけないことに追われて、体の声を無視していませんか?

気をつけないといけないのは「○○するべき」「そうあるべき」ことを

沢山抱えている人です。

「○○したい」は良いのですが、「○○するべき」は危険です。

それは本当に「するべき」ことですか?

「したいと思っていたこと」が「しないといけないこと」にいつの間にか

変化していることもあります。

「するべき」ことを頑張って頑張って背負い続けた結果、ついに抱えきれなく

なって病気になってしまう人も多いのです。

いま体に不調がある人は、体が教えてくれているサインかも知れません。

それを無視せずに耳を傾けましょう。それは同時に心の声でもあります。

「疲れていても大丈夫」ではなく、ちゃんと休みましょう。

最近、頑張り過ぎてダウンしてしまった人が多いので、こんな

お話になりました。

「するべきこと」は手離しても大丈夫なことが多いですよ。

「まぁまぁ、ぼちぼちいきましょう」

ほっと一息つきたい人も、お待ちしております。