不安と病気と心の中

こんにちは、はり灸いとぐちです。

今日は病気についてのつぶやきです。

病は気からと言いますが、気持ちというのは

なかなかコントロールが難しいものです。

捉えようようがなく、すぐに変化して、

ただ状況を大きく変える可能性のあるものです。

体の不調が現れて、それがなかなか良くならないと

人はたいてい不安な気持ちになります。

このまま治らないのではないか、どうしてこんな風に

なってしまったのか。

元気な頃の自分と比べて、元気そうな周りの人々と比べて

以前のように出来なくなってしまったことを嘆きます。

それが、人間の感情です。そのように思うのは当たり前の

ことなのですが。

ただ、ずっと長い間その不安の中に留まっていると

不安はどんどん増殖して、事実とは違うカタチに膨張して

その不安により痛みがますます大きくなってしまうことがあります。

だから、どんな状況でも安心してください。

というのは簡単ですが、これが一番難しい。

さて、どうすれば安心出来るだろうか。

鍼をしながら、最近ずっとそんなことを考えています。

もちろん、不安の元である体調が回復すれば問題ない

のですが、スッキリ良くなるという病気だけではないのが

現実で。

病気と上手に付き合いながら生きる時に重要になって

くるのが「気の持ちよう」になります。

答えはお1人お1人の患者さんにより違うかとは思いますが。

ひとつ重要なのは「比べないこと」かと。

他人と比べるだけでなく、こうなるべき自分とか過去の自分、

ついつい人はなにかと比べてしまう生き物です。

日々、何も比べずに暮らしていくのは難しいのですが

モヤモヤっとした不安な感情に覆われてしまった時には

「比べる」という感情を手離すように意識してみましょう。

難しいですか?

難しいですよねぇ。

私もなかなか出来ないんですよー。

と言いながら、今日も患者さんと日々のお話をしています。

感情というのは、変化するものなので。

あまり相手にし過ぎずに、気分転換するのも大切ですね。

写真は先日ふらふら街中を散歩していたら、岩の裂け目から

ハート型に生えているツタを発見。

天気の良い日は散歩するのにちょうど良い季節ですね。

気分転換にも、ぶらり散歩はオススメです。