こんにちは、はり灸いとぐちです。
今日は読んで面白かった本のお話です。
何年も前に、とある居酒屋で。
「わたしたち、ポンコツやなぁ」
「ポンコツでも、ええやんか」
「そやな、ポンコツ上等や~」
「ポンコツ、かんぱ~い」という
なんともグダグダな会話の飲み会に参加して。
その後、私の座右の銘?はしばらく
「ポンコツ上等」でした。
そんな日常をコロナの波が押し寄せて
人との接触がほとんどなくなっていた頃。
にしおかすみこさんがご自身の家族について
書かれたネットの記事を見つけました。
認知症のお母さんとダウン症のお姉さん
酔っ払いのお父さんと芸人のにしおかさん。
コロナ禍で久しぶりに実家に帰ったにしおかさんが
実家の混乱ぶりにショックを受け、そこから奮闘する
日々の記録です。
自分の家族のこと、病気や障がいのことをオープンに
書くことって難しいと思います。
誤解されたくないし、変な目で見られたくないし。
にしおかさんが描くご家族の姿は、とても自然で
怒ったり泣いたり笑ったり、取り繕うことのない
確かな日常が描かれています。
それぞれ個性あふれる家族の在り方と
にしおかさんの文章がとても良いなぁと
毎回楽しみに記事を拝読していました。
そして、ついにそのコラムが書籍化され
タイトルがなんと「ポンコツ一家」
まさに、私の座右の銘?の本。
さっそく、買いに行きました。
「ポンコツ」というとマイナスなイメージですが
それでもOK、という寛容さは私が夢見る世界。
にしおかさんのご家族の奮闘ぶりに、笑ったり
じ~んとしたり、面白さがいっぱい詰まった本でした。
ご興味ある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
ポンコツ、万歳。