こんにちは、はり灸いとぐちです。
「鍼って何に効くの?」という質問をよくいただくので
こういう症状にも鍼はいいですよーというのをお伝えして
いこうと思います。
思いついた時の不定期シリーズです。
月経前症候群(PMS)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
月経の前になると、様々な不調が現れるという症状です。
気持ちが不安定になったり、イライラしたり、眠気、倦怠感
頭痛、肩コリ、腰痛、便秘、過食、むくみ、胸の張りなど
精神的な面から身体的な症状まで様々です。
ホルモンバランスが関連していると言われていますが
はっきりとした原因はわかっていません。
個人差も大きいですし、毎回必ず辛い人もいれば、たまに
こういう症状が出るという人もいます。
日本では月経のある女性の7~8割の人が、月経前に何かの
不調があると言われています。
私も若い頃は特に月経痛がひどく、PMSもありました。
月経痛の痛みも年齢と共に変わってきたようにも感じます。
PMSは特に思春期や若い女性により多いという傾向もあります。
PMSの特徴は、月経が始まればその症状は治まるということです。
ずっと続くものではなく一時的なものなので、特に病院に行ったり
することもなく我慢している人も多いと思います。
ただ、情緒面で不安になったりイライラしたりというのは、自分だけ
でなく周りの人にも影響を与えてしまうことがあるので、周囲の理解も
必要になってきます。
当院の月経前症候群(PMS)の鍼灸治療は、月経前の辛い時期に来て
いただき、その時に出ている症状に対して治療をします。
例えば頭痛なら頭痛を軽減させるように。
それと同時に下腹部や骨盤周りの体の調子も整えていきます。
イライラや不安も体の調子が整うことにより軽減されることがあります。
月経前から月経にかけてずっと不快な症状があるという方は、長ければ
毎月、1ヶ月の半分は辛い症状に悩まされることになります。
「病院に行くほどではないし」と我慢している方はぜひ鍼灸治療を
一度お試しください。
