小さなタッセル事件

こんにちは、はり灸いとぐちです。

今日は久々にどうでもよい

つぶやきシリーズです。

しょうもないけど、かなり長文です。

 

皆さんは、天から試されているな

と感じた経験はありますか?

今日はそんな出来事です。

 

先日、とある百均で閉店間際に

買い物をしました。有人レジで

財布を出して現金で会計をすませ

帰宅をして、財布をカバンから出すと

財布の持ち手になっていたタッセルが

なくなっていることに気づきました。

そういえば会計の後、財布をカバンに

しまう際に何か引っかけたような

カチッという音がしたのに、たいして

気に留めず帰ってきてしまったのでした。

あの時レジの下に落としてしまったと

気づいたのですが、あとの祭り。

タッセルがないと財布の開閉がとても

しにくく不便です。

その日はお店はもう閉店していたので

翌日の開店直後に電話で問い合わせしました。

結果は「そのような忘れ物はありません」

とのこと。

あぁ、掃除の時に捨てられてしまったかあ。

確かに、人から見たら微妙な物だもんねぇ。

と思いつつ、でも、1日くらい置いておいて

くれていても良いのに、、、とお店の対応に

逆恨み気分もありました。

その後、財布のメーカーに問い合わせしたところ

タッセルの部分だけ売っているということで

百貨店まで買いに行き、結局交通費を含めると

3千円くらいの出費になったのでした。

この教訓から「私は落とし物を見つけたら

他人が見たらゴミのように思われるものも

捨てないでしばらく預かっておくぞ」と

心に誓ったのでした。

そんなことがあった数日後のことです。

人通りの少ない道路の真ん中に

1センチくらいの小さなタッセルが

落ちているではありませんか。

まさに私の財布についていたタッセルを

そのまま小さくしたようなものです。

「持ち主は困っているに違いない」と

思ったものの、警察に届けるというには

タッセルだけだし、、、

わかりやすいところに置いておく

と言っても、道路脇に移動させたら

余計に目立たなくなってしまうし、、、

しばらくタッセルを眺めて悩んでいたのですが

結局、そのまま放置してしまいました。

いやぁ、さすがに道路に落ちているものは

対応が難しいわ、仕方ない仕方ないと自分に

言い聞かせつつ、心の中で持ち主の人に

お詫びしました。

その30分後、さらに試練はやってきました。

バスに乗った際、入口付近に15センチほどの

黒い毛の塊が落ちていたのです。

一瞬ぎょっとしたのですが、そのまま

座席に座って考えました。

あれは猫のしっぽのキーホルダーが切れて

毛の部分だけになってしまったものに違いない。

さっき「道路だから仕方ない」と放置した

タッセルの代わりに、今度は猫のしっぽが

バスの中に落ちている。

降りる時に運転手さんに「落とし物です」と

届けるか?

キーホルダーの金具部分も切れてなくなり

ファッサーと広がるただの黒い毛の塊。

その後、乗ってきた何十人もの乗客が

無視している黒い毛玉。

あぁ、私は今まさに天から試されている。

数日前の自分への心の誓い。

「たとえ人から見たらゴミに見える

ものも大事にする」宣言。

それを貫くのであれば、あの黒い毛を

拾って運転手さんに届けるべきだ。

私はバスの中で悶々と悩みました。

あの空間で黒い毛についてあんなに

真剣に考えたのは私くらいに

違いありません。

その結果「よし、運転手さんに

お任せしよう。車内点検で気づくだろう」

という何ともありきたりな結論に至りました。

こうして天から与えられた私への試練は

簡単に砕け散りました。

 

結論、付属品は落とし物として届けにくい。

タッセルを預かってくれていたら良いのに、と

逆恨みしたお店の店員さんごめんなさい。

 

以上、長い割に全く身のないお話でした。

 

追伸

小さな片方のピアスや何ミリかのボタン

小さなネジなど、今まで治療院の中で

見つけた落とし物は全て無事に落とし主の

方にお返してきました。

私の心の宣言は私のお店の中では

守られていますのでご安心ください。

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