未病と東洋医学

こんにちは、はり灸いとぐちです。

今日は東洋医学の病の考え方のひとつ「未病」

についてご紹介したいと思います。

「未病」というのは簡単にいうと「病気になる

前の段階」ということです。

なんとなく調子が悪い、検査をしてもデータと

しては現れてこないような状態です。

東洋医学ではこの「未病」の段階で治療を

することが大切だという考え方があります。

 

私は以前リウマチのような症状が出て病院で

検査を受けたことがありました。

その結果は、少しその可能性はあるけれど

お薬を飲んで治療するほどのデータの数値では

ない、とのことでした。

もっと強い症状が出たらまた検査するので

その時に来てくださいと言われて、治療を

受けずに帰ったことがありました。

これ以上ひどくならないようにと思って病院に

行ったものの、出来ることがなく、モヤモヤと

して帰った記憶があります。

 

その時はまだ鍼灸学校に通っていた学生の頃

だったのですが、当時通っていた鍼灸院で治療を

受けているうちに、リウマチのような症状は

いつの間にか治まっていきました。

 

肩が凝ってしんどい、身体が重だるい、なんとなく

しんどくてやる気が出ない等、病気とは言えないけれど

不快な症状がある時、皆さんはどうしていますか?

病気がひどくなって現れてくる前に、そのなんとなくの

不調を取り除くことが大切です。

少しずつの疲労の蓄積を無視していると、身体がしんどい

時に発しているサインも見落としてしまいます。

その結果、大きな病気になって初めて気づくということに

なりがちです。

なんとなくしんどい、という症状で鍼灸治療を受けよう

という人はまだまだ多くないのですが、「未病」に

対してアプローチ出来る東洋医学が、私たちの生活の

もっと身近な存在になればと思います。