こんにちは、はり灸いとぐちです。
ここ最近、蒸し暑い日が続きました。
治療院の部屋も暑かったり寒かったり
除湿をつけたり消したり繰り返しています。
ちょうど良い時期というのが年々
少なくなってきました。
こういう季節変わりの時期は自律神経系の
症状が出る方が増えてきますね。
寒暖差がある時はギックリ腰や寝違え等も
よくあります。
気づかないうちに疲れを溜めていませんか?
蓄積疲労でダウンする前に自分をケア
してあげましょう。
さて今日は、体と心の傷についての
つぶやきです。
若かりし頃の私のお話。
ずい分昔のことですが、ある出来事に傷つき
自分のことが惨めで辛かった時に
料理中の不注意で指を
包丁で切ってしまいました。
思っていたより深く切れてしまい
派手に出血してしまいました。
病院に行くほどではなかったのですが
包帯をグルグル巻いた指は
ジクジクと脈打つ痛みがありました。
その後、出血は止まり傷口が熱を持ち
翌日には傷口の周りが膨らみ
傷口が修復されていく様子を見ながら
不思議な気持ちになりました。
心は悲しくて「もういなくなって
しまいたい」なんて不幸のどん底に
いる気分になっていたのに
体はせっせと切り傷を修復しようとしている。
どんなに辛いと思っていても、私の体は
生きたいと思っているんだなぁと。
心は拗らせてしまうと妄想も入り交じり
どんどん厄介な暴走をしてしまうのに、
体の反応はシンプルで素直でした。
どんな状況でも、体は自分で自分を
癒そうとしていました。
ジクジクと脈打つ痛みも生きている
痛みなんだと実感しました。
心は相変わらず疲弊していたけれど
指の切り傷が治っていく過程を見ていると
心の痛みも少しずつぼやけていくようでした。
人は自分の心で傷を更に深くすることも
出来てしまうし、逆にふとしたことで
それを軽く出来る可能性もあります。
何を信じて良いかわからない時には
体の声をきいてみるのも良いかも
知れません。
自分はまだまだ大丈夫、と思っていても
体は悲鳴をあげていませんか?
もう立ち直れないと思っている時でも
体はあなたを守って癒そうとしています。
心と体はひとつのものだけれど
日々調和して暮らすのは意外と難しいです。
自分の中でちぐはぐさを感じたら
一旦立ち止まってみませんか。
考えても体の声が聞こえないという方は
鍼灸を一度受けてみてください。
自分の体に現れている症状から
心の気づきがあるかもしれません。
窓際のサボテンに水をやっていたら
テッペンに丸い水滴が立った瞬間。
なんか縁起が良い?
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